Patroklos
Patroklos
パトロクロス
第2艦隊旗艦。同盟軍の標準的な艦隊旗艦用の大型戦艦で、パトロクロス級のネームシップである(OVAの設定では1,200メートル級)。この級の外観上の特徴として、上下に突き出た通信アンテナがあるが、これは、帝国軍と異なり、同盟軍の艦艇が基本的に大気圏突入を前提としていないために可能なことである。本艦は、アスターテ会戦で艦橋付近を損傷したが撃沈は免れた。その後は出撃の機会がなく、パエッタの第1艦隊司令転出に伴い本艦も第1艦隊旗艦となった。ランテマリオ星域会戦では久々に出陣の機会を与えられたが、同会戦ではパエッタと同様全く目立っていない。バーラトの和約に従い接収・廃棄されてしまったのか、マル・アデッタ会戦には参加していない。
艦名の由来
パトロクロスはアキレウスの最大の親友で、ホメロスの叙事詩『イリアス』の中心人物。アキレウスとともにトロイア遠征に参加したが、アキレウスがギリシャ軍の総大将・アガメムノンとの仲違いで戦列を離れたためギリシア軍は劣勢に追い込まれた。このとき、ギリシャ側のオデュッセウスがパトロクロスにアキレウスの鎧を身につけて戦うよう説得し、彼はそれを承知して戦闘に参加した。ギリシア軍の勇者アキレウスの黄金の鎧を見たトロイア軍は戦意を喪失し、パトロクロスは見事な活躍をしたが、トロイア軍の総大将・ヘクトルが彼を見つけ出し、パトロクロスはついに倒された。
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